赤プリ解体に思う

 赤プリこと赤坂プリンスホテルが解体される。3月に閉鎖しそれまでは被災者のために使われてきた。私も赤プリを何回も愛用してきたので大変寂しい。赤プリは乱交の聖地と呼ばれるほど乱交サークルに愛用されてきたからだ。私は乱交パーティの常連として何回も赤プリでSEXをしてきた。

 20階以上の高さにある高級スイートルームが舞台となる。約30人もの男女がシャワーを浴びて神聖な戦いが開始される。裸という乱交のユニフォームに身をまとい、1人の女性に男が複数で襲い掛かり前戯を行う。ムードが盛り上がってきたところで戦闘開始だ。男は連続で女を攻撃し、自らの武器の威力を誇示し激しく腰を揺さぶる。女はそれに大声をだし応戦し、強い力で男の武器を締め付けて逆襲する。そんな女の真剣な表情に男は喜びますます波長を合わせていく。体を合わせて肌を触れ合う格闘技を通じて心を一体化させるのである。

 男がさらに激しく動いてきたらフィナーレだ。必死で応対してきた女はここまで来ると耐えきれなくなり体を自らの意志で動かせなくなってくる。そして声もさらに大きくなってくる。だが、表情は苦しみではなく喜びに満ち溢れているのだ。そして男から試合終了を告げる合図が女の体内に注入される。女は自らの体に注入された液体の温もりでそれを知り、男とやった喜びを改めて感じたのである。

 このようなことが毎日のように赤プリでは繰り返されてきた。まさに乱交界の総本山だったのである。それが無くなってしまうのは本当にもったいない。新たな「性地」ができるまでには時間がかかるだろう。